
テクノロジー
AV2 v1.0.0公開、次世代動画コーデックは「仕様待ち」から実装競争へ移った
次世代動画コーデックAV2の仕様と参照コードがバージョン1.0.0に到達し、実装の基準が確立された。今後はこの固定仕様を基に、各社がAV1を上回る圧縮効率や多様な配信形態に対応した実用的なエンコーダーやハードウェア支援の開発を本格化させる。
別名: dav2d
dav2dは、VideoLANプロジェクトによって開発されているAV2ビデオ形式向けのオープンソース・ソフトウェアデコーダーである。AV1向けの高速デコーダーとして知られる「dav1d」の設計思想を継承しており、C言語およびアセンブリ言語による最適化を通じて、CPU負荷を抑えたリアルタイム再生の実現を目指している。AV2の普及において、ハードウェアデコード支援が普及するまでの期間を支える重要なコンポーネントと位置付けられている。現在は早期開発段階にあり、AVX2やARMv8などの命令セットへの最適化やマルチスレッド性能の向上が進められている。

次世代動画コーデックAV2の仕様と参照コードがバージョン1.0.0に到達し、実装の基準が確立された。今後はこの固定仕様を基に、各社がAV1を上回る圧縮効率や多様な配信形態に対応した実用的なエンコーダーやハードウェア支援の開発を本格化させる。

VideoLANは次世代ビデオコーデックAV2に対応するオープンソースCPUデコーダ「dav2d」のソースコードを公開した。これは、AV2のドラフト仕様段階でハードウェアデコーダが普及するまでの過渡期を支えるため、C言語とアセンブリ言語を用いた徹底的な最適化により、広範なプラットフォームでの高速なソフトウェアデコードを目指すものだ。BSDライセンスを採用することで商用利用を促進し、AV2エコシステムの早期確立と普及を加速させる狙いがある。