
AV2 v1.0.0公開、次世代動画コーデックは「仕様待ち」から実装競争へ移った
次世代動画コーデックAV2の仕様と参照コードがバージョン1.0.0に到達し、実装の基準が確立された。今後はこの固定仕様を基に、各社がAV1を上回る圧縮効率や多様な配信形態に対応した実用的なエンコーダーやハードウェア支援の開発を本格化させる。
Alliance for Open Media(AOMedia)は、2015年に設立された非営利の業界団体である。ビデオ圧縮技術におけるロイヤリティフリーのオープン標準を確立することを目的としており、Amazon、Apple、Google、Intel、Meta、Microsoft、Netflix、NVIDIAなどの主要なテクノロジー企業が創設メンバーやプロモーターとして名を連ねている。同団体が開発したAV1は、高効率な動画配信規格として広く普及しており、現在はその後継となるAV2の標準化を進めている。特許ライセンス料の支払いを必要としないオープンなエコシステムを構築することで、インターネット上での高品質な動画体験の普及を支援している。

次世代動画コーデックAV2の仕様と参照コードがバージョン1.0.0に到達し、実装の基準が確立された。今後はこの固定仕様を基に、各社がAV1を上回る圧縮効率や多様な配信形態に対応した実用的なエンコーダーやハードウェア支援の開発を本格化させる。

VideoLANは次世代ビデオコーデックAV2に対応するオープンソースCPUデコーダ「dav2d」のソースコードを公開した。これは、AV2のドラフト仕様段階でハードウェアデコーダが普及するまでの過渡期を支えるため、C言語とアセンブリ言語を用いた徹底的な最適化により、広範なプラットフォームでの高速なソフトウェアデコードを目指すものだ。BSDライセンスを採用することで商用利用を促進し、AV2エコシステムの早期確立と普及を加速させる狙いがある。

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