サイエンス
熱を持たないAIチップへの布石。モナッシュ大学が「光の谷」を利用したナノ回路を室温で完全統合
半導体の発熱問題がAI進化の足かせとなる中、モナッシュ大学が「熱を持たない演算基盤」の鍵となる完全統合型の光ナノ回路を開発した。巨大な冷却設備を必要とせず、室温で光の生成・制御・読み取りを自律的に行うこの画期的なバレートロニクス・チップは、次世代情報処理の歴史的転換点となる。
別名: SHG, Second-Harmonic Generation
強いレーザー光が物質に入射した際、その光の2倍のエネルギー(半分の波長)を持つ光が発生する現象。本研究では、1240nmの赤外線から620nmの可視光を生成するために利用された。このプロセスにより、元の照射光と信号光を明確に分離することが可能になり、高精度な情報処理を実現している。