Sonyの次期フラッグシップワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM6」に関するリーク情報に関し、先日のスペック詳細に加え、折りたたみ機構の復活を示唆するデザイン画像がリークされた。ファン待望のアップデートになりそうだ。
デザイン刷新:WH-1000XM6は「折りたたみ」と「耐久性向上」へ
リークされたWH-1000XM6とされる画像で最も注目すべきは、折りたたみ機構の復活だ。前モデルWH-1000XM5では採用が見送られたこの機構が復活すれば、携帯性が大幅に向上するだろう。
The Walkman Blogによれば、ヒンジ部分は金属製と見られるパーツで補強され、耐久性の向上も期待される。WH-1000XM5で一部指摘されたヒンジの脆弱性に対する改善策と考えられる。ヘッドバンドもよりフラットで幅広なデザインに変更され、装着感の向上が図られている可能性がある。イヤーカップのデザインはWH-1000XM5と類似しているとの情報もあり、好評だった装着感は維持されると見られる。

Amazon Spain発:WH-1000XM6の主要スペックリーク
Amazon Spainで一時的に公開されたとされる製品情報から、WH-1000XM6の主要スペックが明らかになった。
最大の注目点は、新開発の**「HDノイズキャンセリングプロセッサーQN3」の搭載だ。これに伴い、ノイズキャンセリング用マイクもWH-1000XM5の8個(The Walkman Blogによれば9個)から12個へと大幅に増加する見込みである。「マルチノイズセンサーテクノロジー」と「オートNCオプティマイザー」も引き続き搭載される。
音質面では、WH-1000XM5と同様の30mm径ドライバーを採用しつつ、QN3プロセッサー、ハイレゾオーディオ対応、アップスケーリング技術「DSEE Extreme」、10バンドEQなどが搭載される。通話品質も、AIを活用した6つのボイスマイクにより向上するとされる。
その他の主なリークスペックは以下の通りだ。
- バッテリー: 最大30時間
- 急速充電: 3分で最大3時間再生
- 充電中の使用: 対応
- マルチポイント接続: 対応
- 本体重量: 約250g
- キャリングケース: マグネット式開閉の新型
- カラー: ブラック、シルバー、ミッドナイトブルーの3色展開か
コーデックはAAC、SBC、LDACに加え、LC3への対応も期待されている。
価格・発売日とリーク情報の確度
Amazon Spainの情報では、WH-1000XM6の価格は388ユーロまたは470ユーロとされ、情報が錯綜している。発売日は5月15日とのリークがある。
今回の情報は、大手通販サイトAmazonと、信頼性の高い情報で知られるThe Walkman Blogが報じていることから、一定の信憑性があると考えられる。The Walkman Blogは、リーク画像を「Sonyが内部共有した製品ロードマップからのもの」としているが、画像の解像度が低いため完全な検証は困難である。
WH-1000XM6のリーク情報は、ノイズキャンセリング性能の向上、そしてユーザーが待ち望んだ折りたたみ機構の復活といった、魅力的な進化を示唆している。Sonyが技術力とユーザーの声に応える形で製品開発を進めていることがうかがえる。
Sources
- The Walkman Blog: Sony WH-1000XM6 Specifications Leak (Update 2)