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Vertex AI

別名: Vertex AI

cloud.google.com

Overview

最終更新: 2026年7月9日

Vertex AIは、Google Cloudが提供する統合機械学習プラットフォームである。機械学習モデルの学習、チューニング、デプロイ、監視といったライフサイクル全体を単一の環境で扱えるよう設計されており、企業が独自のカスタムモデルを構築する場合と、Googleが提供する基盤モデルを利用する場合の両方に対応する。近年はGeminiファミリーをはじめとする生成AIモデルの提供基盤としての役割が拡大している。

概要

Vertex AIは、データの前処理からモデルの学習、評価、本番環境への展開、運用監視までを一貫して支援するマネージドサービス群で構成される。AutoMLによる自動モデル構築、カスタムコードによる学習ジョブの実行、MLOpsのためのパイプライン管理機能などを備え、開発者やデータサイエンティストの作業を効率化する。加えてModel Gardenと呼ばれる機能では、Gemini、Imagen、VeoなどGoogleの生成AIモデル群を検索・選択して自社アプリケーションに組み込むことができ、単なる学習基盤から生成AI活用の入り口としての性格も強めている。

技術的位置づけ

Vertex AIは、Microsoft AzureのAzure Machine LearningやAmazon Web ServicesのSageMaker・Bedrockと並び、クラウド事業者が提供するエンタープライズ向けAI基盤の一つに位置づけられる。特徴は、Google独自の基盤モデルを同一プラットフォーム上でシームレスに利用できる点であり、企業は自社データを用いたファインチューニングと、Googleが開発した大規模モデルの活用を同じ管理画面から進められる。生成AIブームの中で、単発のモデル提供にとどまらず、モデルの選定からエージェント化、ガバナンスまでを包括する基盤としての重要性が増している。

主要な動向

2026年4月には、画像生成・編集モデル「Gemini 2.5 Flash Image」(開発コード名nano-banana)がGoogleから正式発表され、こうした生成AIモデルはVertex AIを通じて企業利用者に提供される仕組みの一部となっている。同年5月には音声合成モデル「Gemini 3.1 Flash TTS」、さらに入力を動画に変換する「Gemini Omni」が発表され、Vertex AIのModel Gardenを通じた新モデルの供給が続いている。

2026年6月には、数百から数千規模の自律型AIエージェントを企業が管理・運用するための新たな開発基盤「Gemini Enterprise Agent Platform」が発表された。これは開発環境や実行基盤、ガバナンス機能を統合したもので、Vertex AIが提供してきたMLOpsやモデル管理の仕組みを土台に、エージェント運用という新たな課題へ対応する動きと位置づけられる。

一方で2026年5月には、ゲーム業界向けの調査結果として、Google Cloudが自社ユーザーの9割がAIを利用していると発表したのに対し、GDC調査では個人利用が36%にとどまり、生成AI導入への警戒感が52%まで高まっているという結果も報じられた。これは、Vertex AIのようなクラウドAI基盤の普及率と、現場の受容度との間に存在する乖離を示す事例として言及されている。

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よくある質問

Vertex AIとは何ですか?
Google Cloudが提供する機械学習プラットフォームで、モデルの学習・デプロイ・運用管理を統合的に行える。GeminiやImagenなど生成AIモデルの提供基盤としても利用される。
Vertex AIとGeminiの関係はどうなっていますか?
Vertex AIのModel Garden機能を通じて、GeminiやImagen、Veoといった生成AIモデルを検索・選択し、自社アプリケーションに組み込むことができる。
Vertex AIは他社のAI基盤とどう違いますか?
Azure Machine LearningやAmazon SageMakerと同様のエンタープライズ向けAI基盤だが、Google独自の基盤モデル群を同一環境でシームレスに利用できる点が特徴である。
Gemini Enterprise Agent Platformとの関係は?
2026年6月に発表されたこのプラットフォームは、Vertex AIが担ってきたMLOpsやモデル管理の仕組みを基盤に、多数の自律型AIエージェントの運用管理に対応する新たな開発基盤である。
企業でのAI導入はどの程度進んでいますか?
2026年5月の報道では、Google Cloudは利用者の9割がAIを使用していると発表したが、GDC調査では個人利用は36%にとどまり、警戒感が52%に上るなど現場との認識の差が指摘されている。

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