
テクノロジー
村田の受注残高比率が2018年最悪期を超えた理由、AIサーバーが変えたMLCC争奪戦
TrendForceの発表によると、AIサーバー向け高性能MLCC需要の急増で村田製作所の受注残高比率が2018年の史上最悪不足期を上回った。SEMCOと太陽誘電のBB比もコロナ後で最も高い水準に達しており、コンシューマー向け製品への波及が今後の焦点になる。
別名: MLCC, Multi-Layer Ceramic Capacitor
積層セラミックコンデンサ(MLCC)は、電子回路内で電気を一時的に蓄えたり、ノイズを取り除いたり、電圧を安定させたりする役割を果たす受動部品です。セラミックの誘電体層と金属の内部電極層を交互に数百層も積み重ねた構造を持ち、小型ながら大容量を実現しています。現代の電子機器には欠かせない存在であり、特にAIサーバーでは急激な負荷変動に対応するために、1台あたり数万から数十万個という膨大な数が実装されます。製造には高度な材料技術と超薄膜積層プロセスが必要とされ、村田製作所やSamsung Electro-Mechanicsなどの日韓メーカーが世界市場で高いシェアを占めています。

TrendForceの発表によると、AIサーバー向け高性能MLCC需要の急増で村田製作所の受注残高比率が2018年の史上最悪不足期を上回った。SEMCOと太陽誘電のBB比もコロナ後で最も高い水準に達しており、コンシューマー向け製品への波及が今後の焦点になる。

AIインフラ投資の拡大に伴い、高容量で小型なMLCCの需要が急増し、スポット市場で価格が高騰している。AIサーバーの基板設計において特定仕様の部品使用数が大幅に増えており、歩留まりや生産能力の制約から量産を左右する重要部材となっている。

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