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Amazon Web Services

別名: AWS, Amazon Web Services, アマゾン ウェブ サービス

aws.amazon.com

Overview

最終更新: 2026年7月11日

Amazon Web Services(AWS)は、Amazon.comの子会社として2006年3月に設立された、クラウドコンピューティングサービスを提供するプラットフォームである。本社をアメリカ合衆国ワシントン州シアトルに置き、従量課金制(pay-as-you-go)モデルのもと、コンピューティング、ストレージ、データベース、機械学習など多岐にわたるクラウドサービスを世界中の企業・開発者・政府機関向けに提供している。IaaS、PaaS、SaaSの各層にまたがるサービス群を擁し、グローバルなクラウドインフラ市場において大きなシェアを持つ。

概要

AWSは2006年3月の正式ローンチ以降、クラウドコンピューティング市場を牽引してきたプラットフォームである。Amazon Simple Storage Service(S3)やAmazon Elastic Compute Cloud(EC2)といった初期サービスから始まり、現在ではコンテナ管理、サーバーレスコンピューティング、AI・機械学習基盤、量子コンピューティングといった先端領域まで、200を超えるサービスを提供するに至っている。親会社であるAmazon.comのeコマース事業で培ったインフラ技術を外部に開放する形で事業化されたという経緯があり、スケールと実績を強みとしている。

技術的位置づけ

AWSはプラットフォームおよびインターネット・ホスティング・サービスとして分類され、IaaSからPaaSまでの幅広いレイヤーにサービスを持つ。データセンターは世界各地のリージョンに分散配置されており、高可用性と低遅延を同時に追求する設計がとられている。2026年5月には、AWSが数十年にわたって標準とされてきた階層型(fat-tree)ネットワーク構造を廃棄し、グラフ理論に基づく疑似ランダム構造であるRNG(Randomized Network Graph)への移行を実施したことが明らかになった。この移行によって、従来比でルーター数を69%削減しつつスループットを33%向上させることに成功しており、すでに大半のワークロードでこの新構造が稼働中だという。インフラ設計の根幹にまで手を入れる継続的な最適化が、AWSの競争力の一端を担っている。

主要な動向

2026年に入り、AWSをめぐる動きは複数の方面で注目を集めている。2026年6月には、欧州委員会がAWSとMicrosoft AzureをEUのデジタル市場法(DMA)に基づくゲートキーパーとして指定する予備的見解を示した。両社は同法の定量的な指定基準を形式上は満たさないとされるが、欧州委員会は高い市場支配力と顧客のロックイン効果が認められると判断しており、指定が確定した場合には他社サービスとの相互運用性確保などの義務が課されることになる。クラウド市場への本格的な競争規制が欧州で始まろうとしている局面である。

2026年7月には、AWSとMicrosoftがほぼ同時期に、エンジニアを顧客企業に常駐させてAIを業務プロセスへ直接組み込む新組織の設立を発表した。これは単なるクラウドインフラやAIツールの提供にとどまらず、顧客企業固有のデータや現場の業務手順に即した実用的なシステム構築を支援するモデルであり、両社の事業戦略の軸足がサービス販売から実装支援へとシフトしつつあることを示している。

一方、セキュリティ分野においては、2026年6月にLinux Foundationが主要テック企業20社と連携してOSSセキュリティ組織「Akrites」を立ち上げ、AWSもその参加企業に名を連ねている。生成AIによる脆弱性発見の高速化が攻撃者側の優位をもたらす懸念が高まる中、業界全体でのOSSエコシステム防衛に向けた取り組みの一環である。

内部的な課題も報告されている。Amazonが開発者のAI利用度を可視化するダッシュボードを導入したところ、実質的な生産性向上ではなく、中身の乏しいタスクによるクラウド費用の増大を招いたとして、同施策は撤回に追い込まれた。AI活用の定量評価が意図せぬ歪みを生む事例として、業界内で広く注目された。

よくある質問

Amazon Web Servicesとは何ですか?
Amazon.comの子会社として2006年3月に設立されたクラウドコンピューティングプラットフォームだ。従量課金制のもと、コンピューティング、ストレージ、データベース、AI・機械学習など200以上のサービスを世界規模で提供している。
AWSはどのような企業や用途に利用されていますか?
スタートアップから大企業、政府機関まで幅広い組織が利用している。Webアプリケーションのホスティング、データ分析、機械学習モデルのトレーニング・推論、サーバーレスアーキテクチャの構築など、多様な用途に対応するサービス群を持つ。
AWSはEUの規制対象になる可能性がありますか?
2026年6月、欧州委員会はAWSをデジタル市場法(DMA)のゲートキーパーとして指定する予備的見解を示した。定量的な指定基準は形式上満たさないとされるが、高い市場支配力と顧客のロックイン効果が認められ、指定された場合は他社サービスとの相互運用性確保などの義務が課される。
AWSは最近ネットワーク構造をどのように変えましたか?
2026年5月、AWSは数十年にわたって標準だった階層型ネットワーク(fat-tree)を廃棄し、グラフ理論由来の疑似ランダム構造RNGへ移行したことが明らかになった。この変更によりルーター数を69%削減しつつスループットを33%向上させており、すでに大半のワークロードで稼働中だ。
AWSとMicrosoftはAI支援の分野でどのような動きをしていますか?
2026年7月、AWSとMicrosoftはほぼ同時期に、エンジニアを顧客企業へ常駐させてAIを業務プロセスへ直接組み込む新組織の設立を発表した。単なるツール提供から、顧客固有のデータや業務手順に即した実装支援へと、事業モデルの軸足を移す動きとして注目されている。

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