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Windows 11最新アップデートで深刻な不具合多発、音声出力とカメラに広範な影響

Y Kobayashi

2025年1月28日

2025年1月にリリースされたWindows 11の最新アップデート(KB5050009およびKB5050021)において、音声出力やWebカメラの機能停止、システム安定性の低下など、複数の深刻な不具合が報告されている。多くのユーザーが影響を受け、一部では Windows の再インストールが必要となるケースも確認されている。

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主要な不具合の詳細

今回のWindows 11アップデートにおける不具合は、主に以下の症状が報告されている。

オーディオ関連の問題

最も広範に報告されている問題は、オーディオ出力に関する不具合だ。具体的には以下の症状が確認されている:

  • Bluetoothヘッドホンが接続は可能だが音声が出力されない
  • USB DAC経由で接続した機器が認識されない
  • YouTubeでの動画再生時にバッファリングやオーディオレンダリングエラーが発生

影響を受けている機器には、JDS Labs ODAC、Fiio E17K、FX-Audio DAC-X6、Hifime Sabre DAC、HyperX USBヘッドセット、Denon CEOL Carinoなどが含まれる。また、Samsung Galaxy Buds 2 Proなどの一般的なBluetoothイヤホンでも同様の問題が報告されている。

カメラ機能の停止

Webカメラに関する問題も多数報告されている:

  • 内蔵Webカメラが認識されない
  • Dell製4Kモニター(P3424WEB、P2424HEBなど)の内蔵カメラで「Device cannot start」エラーが発生
  • Insta360 Linkなど、USB接続のWebカメラも影響を受けている

システム安定性の低下

さらに、以下のようなシステム全体に影響する問題も確認されている:

  • ゲームプレイ中のAlt+Tab操作でシステムがフリーズまたはクラッシュ
  • Ctrl+Alt+Deleteおよびタスクマネージャーのアクセスが不能
  • Smart App Controlが正常なアプリケーションやWSL(Windows Subsystem for Linux)を誤ってブロック
  • インストール時のエラー(エラーコード0x80070005、0x8007000d)

対処法と今後の展開

暫定的な対処方法

現時点で確認されている有効な対処法としては、まずは問題のアップデートのアンインストールが推奨される。これは、設定 > Windows Update > 更新履歴から該当のアップデートを削除することが可能だ。

また、未インストールの場合、アップデートを一時的に保留することが有効だ。

デバイスドライバーの再インストールまたはロールバックによって症状が改善される可能性もある。特にオーディオデバイスについて有効な場合があるため、一部ユーザーはこちらも試す価値があるだろう。

    Microsoftの対応状況

    2025年1月27日時点で、Microsoftは報告されている問題について公式な認識を示していない。しかし、調査を進めているとされ、修正プログラムの提供が期待される。


    Sources

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