極低温も特殊設備も不要。量子コンピュータとは異なる「Pコンピュータ」実現へ、東北大が世界初の快挙
0と1の間を揺らぐスピン素子を用いた次世代「確率コンピューター」。東北大と米国NISTは、これまで手作業の配線に頼っていた本技術を既存の半導体プロセスでシリコンチップ上へ完全統合することに成功した。巨大AIの電力問題を覆す、100万ビット規模の実用化に向けた画期的ブレイクスルーに迫る。
別名: Tohoku University, 東北大, 東北大学
日本の最上位の研究大学の一つであり、特に材料科学や電気通信、スピントロニクスの分野で世界的な研究成果を上げている。今回の研究では、米国NISTと共同で、既存のCMOSプロセスを用いたシリコン基板上への確率ビット(Pビット)の完全統合に世界で初めて成功した。同大学の電気通信研究所附属ナノ・スピン実験施設などは、次世代コンピューティングデバイスの開発において中心的な役割を果たしている。
0と1の間を揺らぐスピン素子を用いた次世代「確率コンピューター」。東北大と米国NISTは、これまで手作業の配線に頼っていた本技術を既存の半導体プロセスでシリコンチップ上へ完全統合することに成功した。巨大AIの電力問題を覆す、100万ビット規模の実用化に向けた画期的ブレイクスルーに迫る。
航空機の表面を滑らかにすることが空気抵抗低減の常識であったが、東北大学の研究グループは、微細な不規則粗さを施すことで最大43.6%の空気抵抗低減を達成した。これは、1m磁力支持天秤装置を用いた極限の計測技術と計算科学の融合により、従来の常識を覆すブレイクスルーを生み出したものである。
理化学研究所などの共同研究チームは、分子性モット絶縁体を用いたメモリスタにおいて、外部コイルなしで最大10万ヘンリーを超える巨大なインダクタンスが発現する現象を実証した。これは、電子の遅いダイナミクスと履歴依存性が巨視的な慣性として機能する「創発インダクタンス」であり、従来のコイルの約10万倍の規模で、電子回路の設計思想を根本から変える可能性を秘めている。
ヤヌス型2次元シートは、非対称な原子配置により内部電場を生成し、光センサーや光触媒の性能を飛躍的に向上させる次世代材料である。これまで謎とされてきた室温での合成メカニズムは、プラズマ照射によって蓄積された電子が原子結合を弱めることで、熱エネルギーなしに原子置換反応を促進することが、世界初のリアルタイム観測と理論計算により解明された。
ある食事を口にしたとき、体内に実際に取り込まれるエネルギーは、食品パッケージに記載されたカロリー値と完全に一致するわけではない。 炭水化物は1グラムあたり4kcal、脂質は9kcal、タンパク質は4kcal——これらの換 […]
「顔や性格が親に似る」というのは、誰もが日常で感じることだ。では、私たちの思考や感情の源である「脳」のかたちは、一体どちらの親から受け継がれるのだろうか? この根源的な問いに、東北大学の研究グループが1つの答えを提示した […]