Overview

最終更新: 2026年7月11日

SanDisk(サンディスク)は、1988年に設立された米国の半導体・ストレージメーカーである。本社はカリフォルニア州ミルピタスに置き、NANDフラッシュメモリやSSDなどのストレージ製品を主力事業としている。創業者はEli HarariとSanjay Mehrotraで、NASDAQに上場している。2025年にWestern Digitalから独立し、再び単独の企業として事業を展開している。

概要

SanDiskは半導体産業に属し、NANDフラッシュメモリの設計・製造からSSD、メモリカードなど民生・産業向けストレージ製品までを手がける。公式サイトはsandisk.comで、Twitter・LinkedInなど複数のSNSアカウントを通じて情報発信を行っている。長年Western Digitalの傘下で事業を展開していたが、現在は独立した企業体として運営されている。

沿革

同社は1988年6月にEli HarariとSanjay Mehrotraによって設立され、以来NANDフラッシュ技術の開発を軸に事業を拡大してきた。Western Digitalの傘下にあった期間を経て、2025年に独立企業として再スタートを切り、ストレージ製品の開発・供給を継続している。

技術的位置づけ

NANDフラッシュメモリ市場において、SanDiskはKioxia、SK hynix、Samsungなどと並ぶ主要プレイヤーの一社である。SSDの耐久性設計では独自のnCacheキャッシュ技術を採用しており、公称の書き込み保証量(TBW)を大幅に超える耐久性を示す事例も報告されている。近年はSK hynixと共同で高帯域幅フラッシュ(HBF)という新規格の開発を進め、AI推論向けメモリ市場への展開を図っている。

主要な動向

2026年2月23日、SanDiskはSK hynixと共同でHBFの規格化に向けたキックオフイベントをミルピタスで開催した。この取り組みは2026年6月3日の報道で伝えられ、AI推論向けハードウェアのメモリボトルネック解消を目指す新規格として注目を集めている。2026年6月6日には、HBFの商用化に向けて韓国の装置メーカーがTCボンダー開発を先行させている動きも報じられ、既存のHBM技術を転用しつつNAND特有の物性に対応する精密制御が課題として挙げられた。

一方、2026年6月20日には、16年前に発売されたSanDisk P4 SSDが公称値の25倍に相当する1PBの書き込み後も動作を続けたとする検証結果が報じられ、当時のMLC技術やnCacheキャッシュ構造の耐久性を示す事例として取り上げられた。

同時期、NANDフラッシュ市場全体は生成AI需要によるデータセンター優先供給の影響で、個人向けSSDやHDDの価格高騰と在庫不足が深刻化している。2026年6月18日の報道では、NAND契約価格が2026年第2四半期に前期比70〜75%上昇する好況下で、Kioxiaが2026〜2028年度の平均年間投資額をピーク比10%減に抑える方針を示したことが、供給の引き締まりを持続させる一因になっていると指摘された。同日、Silicon Motionの幹部は消費者向けSSD市場が消滅しつつあると警告し、コントローラー開発企業がOEM・ハイエンド向け需要で過去最高水準の業績を上げている構図も明らかになった。こうした需給環境は2026年6月8日の報道が示すように、ハイパースケーラーによる長期供給契約が個人・中小企業向け市場を圧迫する要因となっており、2026年6月26日には任天堂のSwitch 2におけるストレージ容量拡張コストの上昇という形で、消費者向け製品にも影響が及んでいることが伝えられた。

よくある質問

SanDiskとは何ですか?
SanDiskは1988年設立の米国半導体メーカーで、NANDフラッシュメモリやSSDなどのストレージ製品を手がける。2025年にWestern Digitalから独立した。
SanDiskの本社はどこにありますか?
本社は米国カリフォルニア州ミルピタスに置かれている。1988年の設立以来、この地を拠点としてNANDフラッシュ関連事業を展開している。
SanDiskはWestern Digitalとどのような関係ですか?
SanDiskは長年Western Digitalの傘下で事業を展開していたが、2025年に独立企業として再び分社化された。
HBF(高帯域幅フラッシュ)とは何ですか?
HBFはSK hynixとSanDiskが主導する新しいメモリ規格で、AI推論向けハードウェアのメモリボトルネック解消を目的とする。2026年2月にキックオフイベントが開催された。
SanDisk製SSDの耐久性はどの程度ですか?
2026年6月に報じられた検証では、16年前のSanDisk P4 SSDが公称値の25倍に相当する1PBの書き込み後も動作を続けたことが確認されている。

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