急速充電で劣化するのはスマホではなくEVだった:8年換算で12ポイントもの大きな開きが
Live Scienceが報じた急速充電の劣化メカニズムを、Geotabの2万2700台のEVデータとスマホ40台の試験で検証する。EVは8年換算で12ポイント、スマホは500サイクルで0.5ポイントと劣化幅の桁が異なる実態を解説する。
次世代のナトリウム金属電池において、研究チームは二つの塩を組み合わせた独自の設計を導入し、電解質の堅牢性と高速なイオン伝導の両立に成功した。これにより、超高速充電や長寿命化という従来の技術的障壁を打破し、実用化に向けた大きな進展を見せた。
全固体電池の実用化を阻むデンドライトの発生原因が、電解質内部の結晶粒界に生じる「空間電荷層」にあることが判明した。この領域が電子を滞留させ金属リチウムの析出を招くという知見は、次世代電池の安全性と性能を飛躍させる重要な鍵となるだろう。
再生可能エネルギーの普及には安価で安全な蓄電技術が不可欠であり、出力と容量を独立して制御できるフロー電池が有力な選択肢となっている。現在は研究コスト削減のため3Dプリント技術を用いた試験セルの開発や、実験の再現性向上に向けた取り組みが進む。
東北大学の研究グループは、リチウム硫黄電池の寿命を縮める物質の溶出を抑えつつ、反応速度を高める新素材を開発した。精密に設計された多孔質高分子が、特定の化学反応を制御することで、次世代EVの航続距離を大幅に伸ばす革新的な電池の実現に貢献する。
米国の住宅用蓄電池の導入容量が、2026年第1四半期に過去最大の伸びを記録した。太陽光発電の余剰電力を需要が高い時間帯に活用する制度や補助金が普及を後押ししており、家庭の予備電源が系統全体の電力資源として機能する動きが加速している。
UCLAの研究チームは、3Dプリント技術を用いてテニスコート10面分に相当する広大な表面積を持つ微細な電極構造を開発した。安価な亜鉛を組み合わせたこの蓄電デバイスは、従来比7倍の容量と長寿命を両立し、次世代電力網の課題解決に貢献する。
カナダのMoment Energyは、世界最大級のEV電池再利用施設を開設した。同施設は、退役した車載電池を診断・統合して定置用蓄電システムへ再生する垂直統合型の工程を備えており、安全認証の取得を通じて電力インフラへの商用展開を目指す。
Dragonfly Energyは、粉末化した固体電解質や電極活物質を扱う製造プロセスの特許許可を日米欧で取得し、全固体電池の量産に向けた知財網を強化した。乾式電極工程による製造コスト削減を狙うが、商用化には技術検証と追加資金の確保が課題となる。
米国のリチウム国内自給計画は、提案中の全鉱山が稼働しても2050年の需要を満たせず、供給不足に陥る可能性が高い。また、主要候補地の多くが深刻な水不足に直面しており、資源量以上に水資源の確保や地域合意が供給網構築の大きな制約となっている。
リチウムイオン電池の劣化原因が電極表面の膜の肥大化にある点に着目し、コーネル大学の研究チームは電極を粉砕せず再生する新技術を開発した。特殊な溶媒を用いた電気化学浴で老廃物のみを洗浄することで、構造を維持したまま容量を大幅に回復させる。