
欧州SOLiD、全固体リチウム金属電池の製造工程をパイロット規模へ:量産化に残る壁
EUのSOLiD計画は、乾式正極や薄膜リチウムなど全固体電池の製造工程をパイロット設備へ移した。全固体パウチセルと閉ループ制御の実証が量産移行の判断を左右する。

EUのSOLiD計画は、乾式正極や薄膜リチウムなど全固体電池の製造工程をパイロット設備へ移した。全固体パウチセルと閉ループ制御の実証が量産移行の判断を左右する。

GMがインディアナ州ニューカーライルの電池JV持分をSamsung SDIへ譲渡。建設中の工場はEV向け計画からESSを先行する米国生産拠点へ変わるが、能力と完成時期は未開示だ。

UCLA主導の2研究は、高い充放電効率だけでは金属負極の休止中劣化を予測できないと示し、Mgの可逆界面とZnの多成分電解液による抑制策を報告した。

コーネル大学のIonNetは、結晶構造データなしで化学組成のみから約500万通りの候補をスクリーニングし、固体電池用高速イオン伝導体の候補約6万3,000件を特定した。探索コストを桁違いに下げるこの手法は、固体電池の材料開発を加速する可能性があるが、実験検証はまだ始まったばかりだ。

従来のリチウムイオン電池の最大10倍のエネルギー密度を持つリチウム酸素電池。その実用化の壁だった充放電の過電圧を、貴金属を使わずに克服する新触媒が開発された。表面積の拡大という半世紀の定説を覆し、分子レベルの界面設計による酸素空孔が次世代モビリティの未来を拓く。

中国の廃EVを全量回収し処理効率も改善すれば、2050年のEV用リチウム需要の89%を再生材で賄えるとの試算。ニッケルは35%にとどまり、素材別の限界も示した。

Factorial Energyは高い性能を誇る全固体電池の量産化に向け、SK OnとMOUを締結し既存インフラを活用する戦略に乗り出した。製造難度の高い次世代電池の早期商業化を目指すが、非拘束の提携は量産実現に向けた壁の高さと業界の慎重な姿勢も示唆している。

Highstarは、AIデータセンターのラック内BBU、施設UPS/HVDC、系統側蓄電へリチウム系とナトリウム系セルを振り分けた。量産基盤はあるが、AIDCでの採用と統合実証は未開示だ。


スウェーデンの実車検査9,954件では、EV電池のSoHは10万km時点で平均92.4%だった。上位車種の95%超を一般化せず、中古車選びに個体検査が必要な理由を読み解く。

復旦大学などの研究チームは、水系亜鉛電池の短寿命の原因であるデンドライト形成を防ぐため、電極を固定せずナノ粒子を液体に分散させて循環させる流動性スラリー技術を開発した。この革新的な設計により、極めて高い充放電効率と長寿命化を同時に達成した。

スウェーデンの調査により、走行10万km超のテスラ・モデル3ではLFP電池搭載車がニッケル系電池車よりも高い容量維持率を示すことが判明した。ただし、この結果は使用環境や車齢等の変数を完全に制御したものではなく、中古車選びには個別の電池検査が重要である。