
オスショウジョウバエの中枢神経系をマップ化、16万超のニューロンをつなぐ脳地図が完成
オスショウジョウバエの中枢神経系を網羅したコネクトームが公開された。約16万6000個のニューロンと1億2500万のシナプスをつなぐ過去最大規模の脳地図は、AIの支援により完成した。メスとの回路比較から行動の性差を生む神経基盤を明らかにし、脳機能の普遍的な動作原理を探る。

オスショウジョウバエの中枢神経系を網羅したコネクトームが公開された。約16万6000個のニューロンと1億2500万のシナプスをつなぐ過去最大規模の脳地図は、AIの支援により完成した。メスとの回路比較から行動の性差を生む神経基盤を明らかにし、脳機能の普遍的な動作原理を探る。

OISTの研究チームが、285 nmと325 nmの紫外線で開閉し、蛍光とキラリティを兼ね備えた新規分子DHBを開発した。単一骨格に複数の光応答を集約し、反応方向の制御も実証されたが、固体中での耐久性評価などが今後の課題となる。

香港理工大学などのチームが、2次元ビスマスとInSeのヘテロ接合により、室温でボルツマン限界(60 mV/dec)を下回る急峻なスイッチングと実用的なオン電流を両立するトンネルFETを開発した。

上智大学とNIMSは、無鉛擬二次元スズ系ペロブスカイト太陽電池に有機分子2-ABZを添加し、変換効率を6.60%から9.07%へ向上させた。結晶欠陥の低減、ヨウ素移動の抑制、スズ酸化の抑制を単一分子で実現し、未封止大気下で100日間にわたり初期性能の約85%を維持した。

超伝導で先頭を走るGoogleが2026年3月に中性原子へ参入し、2か月後には米商務省が量子9社6方式へ20億1300万ドルの意向表明書を交わした。空間と時間を軸に読み直した6方式の勢力図、CHIPS Act配分の方式別再集計、日本の1,004億円計画までを一本の線でつなぐ。

地下1,480mのLZ検出器が248 keVの原子核反跳事象を1件観測した。標準的WIMPモデルは棄却される一方、大域的有意性は2.6$\sigma$にとどまり、未解析データと追試による検証が進む。

NASAの宇宙食コンペから生まれた研究チームが、PETと農業残渣を高圧水熱分解と遺伝子改変酵母でクッキーへと再構築する技術を学会発表した。極限環境での循環システムとして期待される一方、味覚試験や法規制、製造コストの壁が残る。

ダークマターの塊がなくても母銀河の重力だけで星の帯に乱れが生じることが約15,000本のシミュレーションで判明。光学的形状のみに頼る従来のダークマター探索に再考を迫る。

ハーバード大などの研究チームが、鉄捕獲分子を常時過剰生産する遺伝子改変海洋細菌を作製。閉鎖型リアクターでカンラン石の溶解を2.6倍に加速し、海水への炭酸固定を確認した。バイオフィルム形成や原料由来の炭素収支など産業化への課題を検証する。

水滴が絶縁体上を滑り落ちる際に生じる数千ボルトの静電気が、金属の保護被膜を絶縁破壊して腐食を引き起こす現象が実験室で実証された。化学反応や物理摩耗とは異なる雨水腐食の新経路を示す発見である。

カールスルーエ工科大学と筑波大学の研究チームが、2種類の形状記憶合金薄膜を組み合わせ、外部熱源の熱入力のみで駆動する固相エラストカロリック冷却の原理実証に成功した。大型の電動アクチュエータを排除し、ミリワット級の低温生成を達成した物理機構と今後の拡張性の課題を解説する。

『Trends Open』掲載の理論論文は、機械意識を否定する生物学的自然主義を検証不能なType-Aと計算機能主義と両立し得るType-Bに分類。反証可能性を備えた科学的検証の要件を提示した。