
レアアースの中国依存は減らせるか 米国で進む「磁石リサイクル」構想と着工までの壁
米USSMと豪Ionic Rare Earthsがミズーリ州での磁石リサイクル工場設立に向け法的拘束力のない合意を締結。1億ドル規模の構想ながら正式契約や着工時期は未確定であり、実証から商業規模への課題が残る。

米USSMと豪Ionic Rare Earthsがミズーリ州での磁石リサイクル工場設立に向け法的拘束力のない合意を締結。1億ドル規模の構想ながら正式契約や着工時期は未確定であり、実証から商業規模への課題が残る。

1999年に世界初の超伝導量子ビットを実証したNECが、2026年3月末で量子コンピューターの実機開発を中止した。2022年12月に内閣府へ示した到達点は1,000量子ビット超。公表できた実機は8量子ビットだった。自ら引いたロードマップとの距離から撤退の実像を読む。

放射性ルビジウム凝縮体によるニュートリノレーザー構想に対し、APS専門誌上で理論的反証が提示された。ピコメートル波長に伴う反跳とフェルミ統計の厳密解が明かした3つの物理的限界を追う。

デューク大学などの系統的レビューにより、睡眠トラッカーが説明できる主観的睡眠の質は最大16%にとどまることが判明した。不眠症患者では一致率が4割を切り、数値を過信すると受診遅れを招く恐れがある。

中国の安徽省茶亭鉱区で長江中下流地域において最大級とされる斑岩銅・金鉱床が確認された。厚さ1,370メートルを超える鉱化層の現認と火山岩盆地における新知見が報告される一方、確定埋蔵量への移行と学術的検証にはなお多くの課題が残る。

RMIT大学が水を通しながら浮くチタン多孔質格子を開発。中空支柱内部の発泡材で骨格密度を制御し、同等密度で鋼の約1.5倍の強度と破断後の浮力維持を実験室で確認した。

MITとNY Createsは、透明性と柔軟性を持つ光集積回路を300ミリウェハー全体で製造する手法を開発した。既存の半導体製造装置を活用し、数マイクロメートルの薄膜導波路を剥離する技術だが、実用化には能動素子の集積など検証すべき課題が残る。

中国の超伝導量子プロセッサ「悟空」で10ビットを用いた量子ルーター実験が行われ、単体伝送効率98%を記録した。だが2層網での忠実度は82%台へ低下し、論文自身もチップ構造から5層を物理上限と認めている。

東京農工大とロームが厚さ51マイクロメートルの無偏光メタレンズを開発。0.312テラヘルツ帯の小型共鳴トンネルダイオード光源からの電波拡散を抑え、放射指向性を3.1倍に高める波面制御を実証した。

米国の石炭灰にあるレアアースの推計価値を元素別に検証。湾岸地域の最新研究と豪州の抽出実証から、薬液の循環や残材利用、精製先の確保が採算を左右する理由を読み解く。

MITの研究チームが、情報保持と外部結合を分離した超伝導「アーム量子ビット」の理論設計を発表。クオートン結合器を用いて既存実験を上回るゲート誤り率8.6×10⁻⁵をシミュレーション上で予測したが、実素子の作製と材料損失の検証はこれからだ。

物質波を用いた実験により検証領域内で等価原理と整合する自由落下の量子位相が報告された。ただし量子力学と重力の統一を示す証拠ではなく、位相の物理的起源を巡る科学的対立も未解決のままである。