
多孔質ダイヤモンドの理論予測から35年、炭素骨格の新同素体「ダイヤモンダイン」合成の現実と課題
35年前に理論予測された3次元多孔質炭素「ダイヤモンダイン」が液液界面反応で初合成された。しかし得られたのは非晶質膜に点在する約10 nmの微結晶で、多孔性の実測値やバルク結晶化には依然として高い障壁が残る。
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Fusion Energy
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1,100発のプラズマ実験が示した核融合商用化への4つの道筋
英国の球状トカマクMAST Upgradeが、核融合炉の壁を損傷するELM不安定性を4種の独立手法で同時に抑制し、史上最高プラズマ圧力を記録した。2040年稼働を目指す英国原型炉STEPの設計に直結する成果だが、ITER規模への外挿は未検証だ。
核融合炉を「燃料自給自足」にする技術、世界初の試験施設がサンディエゴに
米GA社は、商業用核融合炉の実現に不可欠な燃料生産装置「ブランケット」を実機規模で試験する新施設を2026年に建設する。日米の産学官が連携して商業炉相当の過酷な環境下で耐久性や性能を検証し、核融合発電の実用化に向けた開発を加速させる。
機械的圧縮のみで840万度:General FusionのLM26が初めて実証したMTF核融合の可能性
General FusionのLM26が機械的圧縮のみで840万度を達成。商業スケール50%での初の実機検証と、SPAC投票前夜・国際競争・日本のエネルギー問題という三つの文脈が交差する転換点を読み解く。
核融合プラズマの「厄介者」が実は味方だった:最新シミュレーションが明かす熱閉じ込めの正のループ
核融合炉内で発生するアルファ粒子が、熱を逃がす原因となる乱流を抑制し、加熱効率を劇的に向上させることが最新のシミュレーションで判明した。この発見は次世代炉の設計に光明を投じ、核融合エネルギーの実用化を大きく加速させる可能性を秘めている。
溶岩より熱い700℃の極限環境で動作する次世代メモリチップ:USCが開発した「メモリスタ」の革新性とAIへの応用
現代の電子機器が抱える最大の弱点、それは「熱」である。我々が日常的に使用しているスマートフォンから、地球の軌道を回る人工衛星に至るまで、内部に搭載されているシリコンベースの半導体チップは、周囲の温度がおよそ200℃を超え […]
銅は極限の熱にどう耐えるのか 限界温度のシミュレーションを覆したフェムト秒の観測
核融合炉の材料試験において、銅が予測された限界温度を超えても瞬時に崩壊せず、徐々に溶けることがフェムト秒の電子カメラ観測で判明した。従来のシミュレーションの前提を覆す発見であり、耐熱材料のスクリーニング精度向上に繋がる。
米核融合実験が8.6MJ達成で世界記録を大きく更新:人類はまた一歩前進したのか?
米国のローレンス・リバモア国立研究所 (LLNL)の国立点火施設 (NIF)が、レーザー核融合実験で8.6メガジュール(MJ)という驚異的なエネルギー出力を達成し、自己記録を大幅に更新したというニュースが報じられた。20 […]
核融合と核分裂の違いとは? – 原子物理学者が解説
世界の発電量のうち、原子力発電は約10%を占めている。フランスなどの国々では、この割合は70%近くに達する。 GoogleなどのIT大手企業も、データセンターの膨大な電力需要を満たすため、原子力発電に注目している。 すべ […]
核融合スタートアップHelion EnergyのPolarisが民間初のD-T反応と1.5億度を達成、商用化へのカウントダウンが始まる
2026年2月13日、ワシントン州エバレットに拠点を置く核融合スタートアップ、Helion Energy(以下、Helion)は、同社の第7世代プロトタイプ「Polaris」が、民間企業として世界で初めて重水素・トリチウ […]
中国の「人工太陽」EASTが不可能とされていた「プラズマ密度限界」を超えるトカマク実験を報告:核融合発電の実用化に大きな前進
2026年1月1日、新年の幕開けとともに、エネルギー科学の歴史における記念碑的な論文が学術誌『Science Advances』に掲載された。中国科学院合肥物質科学研究院(HFIPS)が運用する全超伝導トカマク型核融合実 […]

2050年の300GW原発増強を目指す米国で、アルゴンヌ国立研究所がOkloやSHINE等と連携し、使用済み核燃料リサイクルの商業化支援を加速。乾式再処理や遠心抽出により、高レベル放射性廃棄物の必要管理期間を10万年から数百年へ短縮する。

米Muon Spaceは専用実証衛星SERT-IIIで固体亜鉛ホール効果スラスターの軌道上初点火に成功した。高圧ガスタンクを全廃し、安価で無毒な常温固体金属を用いることで、小型衛星の製造コストと射場運用を大幅に効率化する。

中国NAURAがCSTIC 2026で発表した3D DRAM向けSiGe/Si選択エッチング技術は、64層で選択比500倍超を示す一方、装置名やスループットは未公開でCXMT採用も裏付けられていない。

Helical Fusionの条件付採択を、個社600億円交付とは異なる4方式の選抜として整理し、HTS磁石の実測から正味発電までに残る統合課題を検証する。

ハッブル級の鏡で広い空を反復観測するローマン望遠鏡の光学系、惑星探索、暗黒エネルギー測定、将来の直接撮像への技術的な波及と限界まで解説する。

Samsung Electronicsが、2017年から量産実績のあるALEをlow-k材料加工へ拡張する際の課題をJVST A誌に発表。90度の垂直角という利点と化学的損傷という新たな壁、日本企業サムコとの違いを整理する。

米Interluneはチタン鉄鉱模擬土へヘリウムを注入しアポロ試料相当の熱放出特性を再現したと発表した。装置開発を前進させる一方、査読やヘリウム3での検証など残された課題を読み解く。

Pacific Fusionがアルバカーキで10億ドル規模の核融合実験施設を着工した。100MJ超と施設利得を狙う一方、商用発電と国家安全保障利用には別の実証と合意が要る。

理研などが2µm固体レーザーを用いたEUV光発生でマルチレーザー照射法を実証。スズ平板ターゲットにおいて同一総エネルギーで変換効率を2.6%から3.6%へ高めた。

LHCのCMS実験が酸素16とネオン20の衝突を比較し、ネオン20のボーリングのピン型変形が集団フローに刻まれることを初めて示した。粒子加速器が原子核の形状を「撮像」する新手法の可能性と、三角フローに残る未解決の乖離を解説する。

米国の重要・新興技術リストが18分野から14分野へ再編された。データセンターや蓄電池の明示が消える一方、連邦R&Dの資金配分は基礎研究と国家安全保障用途へ結び付けられる。