
Dragonfly Energy、全固体電池の粉体材料で米国特許許可。日本・欧州に続き製造工程を保護
Dragonfly Energyは、粉末化した固体電解質や電極活物質を扱う製造プロセスの特許許可を日米欧で取得し、全固体電池の量産に向けた知財網を強化した。乾式電極工程による製造コスト削減を狙うが、商用化には技術検証と追加資金の確保が課題となる。

Dragonfly Energyは、粉末化した固体電解質や電極活物質を扱う製造プロセスの特許許可を日米欧で取得し、全固体電池の量産に向けた知財網を強化した。乾式電極工程による製造コスト削減を狙うが、商用化には技術検証と追加資金の確保が課題となる。

米国のリチウム国内自給計画は、提案中の全鉱山が稼働しても2050年の需要を満たせず、供給不足に陥る可能性が高い。また、主要候補地の多くが深刻な水不足に直面しており、資源量以上に水資源の確保や地域合意が供給網構築の大きな制約となっている。

リチウムイオン電池の劣化原因が電極表面の膜の肥大化にある点に着目し、コーネル大学の研究チームは電極を粉砕せず再生する新技術を開発した。特殊な溶媒を用いた電気化学浴で老廃物のみを洗浄することで、構造を維持したまま容量を大幅に回復させる。


中国の研究チームが、有機ポリマーと無機材料を化学的に結合させた全固体電池用の新型複合電解質を開発した。この技術は界面の接触不良を解消し、高いイオン伝導率と機械的安定性を両立することで、350サイクル以上の長寿命な充放電動作を実現した。

リチウムイオン電池を凌駕する高エネルギー密度を持つフッ化物シャトル電池において、フッ素の溶解度と反応性の両立が課題であった。国際研究チームは安価な無機塩を添加する新手法を開発し、この難題を解決して次世代電池の実用化に向けた道を切り拓いた。

HondaとQuantumScapeが2026年6月に締結した全固体電池の複数年共同研究契約。EV計画を大幅後退させる中での提携は矛盾に見えるが、その実態は二輪・エネルギー機器を含む長期の電池技術ベットだ。844 Wh/Lのアノードレス構造と12分充電が示すQSE-5の可能性と、2029年のキャッシュ期限が迫るQSの事業上の賭けを読み解く。

東北大学などの国際チームは、亜鉛空気電池の普及を阻む白金触媒の代替として、安価な鉄とサマリウムを用いた新触媒を開発した。量子力学的なスピン制御により反応速度を向上させ、白金を凌駕する性能と耐久性を実現したことで次世代電池の実用化が期待される。

SOLiTHOR社はゾル-ゲル法を用い、液体を一切使わず高密度の電極内部まで含浸する完全固体電解質を開発した。これにより、既存の製造設備を活用しながら、465Wh/kgという高いエネルギー密度と優れた出力特性、安全性を両立することに成功した。

GMはEV事業の停滞を受け、安価で熱管理が容易なナトリウムイオン電池の開発により電力貯蔵市場へ参入する。スタートアップ企業と提携し、リチウム依存や地政学的リスクを抑えた米国主導の供給網を構築することで、2028年の商用化を目指す方針だ。

アルゴンヌ国立研究所の研究チームは、2次元ペロブスカイト結晶に超高速レーザーを照射し、原子を同期させ振動させる「ヒッグス・モード」を誘起した。これにより、電子を励起させずに物質の幾何学的対称性をピコ秒単位で操作することに成功した。

フィンランドのスタートアップDonut Labが発表した革新的な全固体ナトリウムイオン電池は、専門家の調査によりリチウムイオン電池の転用であった疑いが浮上した。電圧特性や膨張データが既存技術と一致しており、科学的根拠を欠く虚偽の主張であった可能性が高い。