
リチウム限界説を覆すか。次世代「フッ化物電池」の壁を突破した驚きの無機塩とは
リチウムイオン電池を凌駕する高エネルギー密度を持つフッ化物シャトル電池において、フッ素の溶解度と反応性の両立が課題であった。国際研究チームは安価な無機塩を添加する新手法を開発し、この難題を解決して次世代電池の実用化に向けた道を切り拓いた。
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Energy
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リチウムイオン電池を凌駕する高エネルギー密度を持つフッ化物シャトル電池において、フッ素の溶解度と反応性の両立が課題であった。国際研究チームは安価な無機塩を添加する新手法を開発し、この難題を解決して次世代電池の実用化に向けた道を切り拓いた。

中国の「逐日プロジェクト」が2026年5月に地上75mタワーからの1,180Wマイクロ波送電と移動ドローンへの同時給電を世界初達成した。静止軌道を活用した天候・昼夜不問の2GW商用発電を2050年に目指す国家計画の現在地と、ESA・JAXAとの競争構図、デュアルユース問題を解説する。

英国Core Powerが米BWXTの195MWe SMR「mPower」を船舶搭載する浮体式原子力発電所のフィージビリティスタディを開始した。陸上規制の遅延を回避する海洋展開という戦略の実現性を、技術・規制・経済の三軸から検証する最初の本格工程が始まった。2030年代の商用化を見据えた英米連携の動向を解説する。

HondaとQuantumScapeが2026年6月に締結した全固体電池の複数年共同研究契約。EV計画を大幅後退させる中での提携は矛盾に見えるが、その実態は二輪・エネルギー機器を含む長期の電池技術ベットだ。844 Wh/Lのアノードレス構造と12分充電が示すQSE-5の可能性と、2029年のキャッシュ期限が迫るQSの事業上の賭けを読み解く。

Sightline Climateの調査で2026年に計画された米国データセンター16GWのうち実際に着工しているのは31%の5GWのみと判明した。ハイパースケーラー4社合計6000〜6300億ドルの投資宣言とは裏腹に、電力グリッドへの系統連系待ち最大7年・変圧器不足がAIインフラ整備の最大のボトルネックとなっている。

AIインフラに不可欠な光通信用インジウムリン基板が、中国の輸出規制と需要急増により深刻な供給不足に陥っている。この地政学的リスクを受け、JX金属が1,200億円規模の巨額投資で生産能力を10倍に引き上げるなど、供給網再編の動きが加速している。

航空業界が脱炭素化に向けた燃料確保に苦慮する中、牛のふん尿から発生するバイオガスを直接ジェット燃料へ転換する新技術が登場した。不純物である二酸化炭素を除去せず炭素源として再利用する電化プロセスにより、低コストで持続可能な燃料供給が期待される。

E3 Lithium社は、石油・ガスの既存インフラを活用して地下塩水からリチウムを抽出する実証施設のフェーズ2稼働を開始した。DLE技術を用いたこの計画は、環境負荷を抑えつつ安定した濃度での抽出に成功しており、北米の供給網構築に向けた商業化への重要な一歩となる。(119文字)

サウジアラビアの拠点停止により、基板に不可欠な高純度PPE樹脂の供給が途絶し、電子機器の製造コストが急騰している。代替素材への移行は技術的に困難であり、秋以降にはスマートフォン等の消費者向け製品の値上げや納期遅延が本格化する見通しだ。

AIデータセンターの消費電力増大に伴い、損失を抑える800V高圧直流給電の導入が期待されている。現在はコストや技術的要因で導入時期が遅れるとの懸念もあるが、将来の超高消費電力化を見据えると、効率的な運用に不可欠な技術として普及は確実だ。

東北大学などの国際チームは、亜鉛空気電池の普及を阻む白金触媒の代替として、安価な鉄とサマリウムを用いた新触媒を開発した。量子力学的なスピン制御により反応速度を向上させ、白金を凌駕する性能と耐久性を実現したことで次世代電池の実用化が期待される。

フィンランドのバルチラ社が、100%水素で駆動する世界初の大型エンジンによる送電網への電力供給に成功した。この技術は、内燃機関特有の物理的な回転質量によって電力網を安定させつつ、再生可能エネルギーの変動を補完する強靭な脱炭素電源として期待される。