
酸素を「抜く」だけでリチウムイオンが走り出す電池材料の新原理
TU Grazの研究チームが、リチウムチタン酸塩の結晶格子から酸素原子を意図的に引き抜き、未充電状態でリチウムイオンの拡散経路を活性化することに成功した。組成を変えずに「欠陥」だけでイオン伝導を制御するこの手法は、電池材料設計の前提を問い直す。
Topic
Energy
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TU Grazの研究チームが、リチウムチタン酸塩の結晶格子から酸素原子を意図的に引き抜き、未充電状態でリチウムイオンの拡散経路を活性化することに成功した。組成を変えずに「欠陥」だけでイオン伝導を制御するこの手法は、電池材料設計の前提を問い直す。

韓国の発電公企業3社が水上太陽光6件・計1,324MWの事業権獲得へ動く。最大500MWへの大型化では、係留・環境評価・系統接続を同時に成立させられるかが実現を左右する。

水系亜鉛イオン電池で「性能劣化の原因」として排除されてきたプロトンを、2次元MOF電極のアミン基が電圧依存的に受け入れることで、368.7 mAh/gの容量と16倍速充放電を両立。イオン蓄積の「順序」を分子設計で制御する新戦略をKAISTが実証した。

世界で年間108 GWが導入される蓄電設備の火災安全が、設計思想の転換点を迎えている。UL 9540A第6版は実規模燃焼試験と合否基準を導入し、機械信号による熱暴走の早期検知研究は警報先行時間を69.6%改善した。Moss Landing火災の教訓が基準と技術の両方を動かしている。

Apollo Atomicsは3,100万ドルを調達し、1MWe実証設備と長時間試験へ進む。炉全体40分の1・24か月配備は会社目標で、NRC手続きは建設許可申請前の事前相談にある。

AIデータセンターの系統接続待ちは最長8年に達する一方、AmazonやMetaは原発PPAや自前ガスタービン投資で発電設備ごと確保し、順番待ちを迂回している。そのコストはPJM容量オークションや日本の託送料金を通じて家庭の電気代に転嫁されつつある。

フリンダース大学がデンプン由来のシクロデキストリン重合体でポリヨウ化物を「檻」に閉じ込め、水系亜鉛ヨウ素電池のサイクル寿命を6万回超に延伸した。不燃・安価な材料で大規模蓄電の要件に迫る成果だが、亜鉛負極の腐食と実セル拡大が次の壁になる。

米国の重要・新興技術リストが18分野から14分野へ再編された。データセンターや蓄電池の明示が消える一方、連邦R&Dの資金配分は基礎研究と国家安全保障用途へ結び付けられる。

Anthro Energyがルイビルで25GWh相当の電解質工場を着工した。液体前駆体をセル内で固めるProteusは、2028年までに量産時の均一性と歩留まりを示せるかが問われる。

2026年1月に中国が発動した対日輸出規制から、レアメタル供給網の弱点を解説する。ガリウムなど副産物型鉱物は他金属精錬の副産物であるため増産の弾力性が低く、市場規模で守られる主産物型とは異なるリスクを持つ。日本のリサイクルや海底資源対策も整理した。

Hertha Metalsが米国内原料から純度99.95%の磁石用鉄を実証した。2027年の米国防調達規制を前に、次の壁は商用設備の着工と顧客認定である。

南京大学と仁烁光能は、0.72平方メートルのペロブスカイトモジュールで認証効率22.0%を達成した。加速試験と3か月の屋外比較から、量産採用までに残る条件を読み解く。